2017年、Web制作の費用について。
カテゴリ: いまさら的なネットやWebの知識
先般、1つ前の記事(ディスカッション)で、
ホームページが未だにない会社だけど、作るにはどうすればいい?
というものを書きました。
では、Web制作費って、いったいいくらが妥当なのでしょうか?
実は私も制作者の立場ですが、Web制作費と簡単に言ってのけるほど目的や機能が単純ではないのと、ページあたりという単価が出しづらいため、世間相場という点ではそれほど明確には把握していません。
有名な「Web担当者Forum」でも過去(かなり古く2008年ですが)記事になっています。
○○円ならどこまでできる? ウェブサイト制作の相場早見表
あの「All About」にも(こちらも古いですが)ありました。
Web制作料金の見積もり、相場はいくら?
記事によると、TOPページ制作 3万円~10万円、他ページ制作 1万円~5万円/ページ
として、その他企画料金やロゴ作成、ライター費用など、追加が予想される項目についても書かれています。
ただなにぶん古い記事のため、その当時にはなかったスマートフォンへの対応費用が反映されていません。
そう。ここ数年はスマートフォン、タブレットへの対応といいう新しい「負荷」が増えてしまっています。
Googleは、モバイルフレンドリー(スマートフォンやタブレットへ対応したページが整っている)という基準を標榜し、PCにしか対応していないサイトの評価を下げる方向です。
大手の既存サイトはCMSや動的にページを生成するシステムが導入されているが故、PCとスマートフォン、タブレットを1つのページを画面サイズに応じて表示対応させるレスポンシブ化が難しく、PC用に追加する形で、スマートフォン用のページが用意される方法が多く取られました。
これに対し、ここ数年で新しく構築されたサイトでは、はじめからレスポンシブで設計され、制作されているケースが多く見られます。
ただし、PC用ページを作る費用と、レスポンシブページを作る費用は異なります。
レスポンシブは、画面サイズに応じてレイアウトを切り替えるのですから、デザインもその変化を想像して考えなければなりません。さらにコーディングといってHTMLを作る過程では、左右このサイズ以下のときはこの指定、このサイズからこのサイズまでの間はこの指定、このサイズ以上の場合はこの指定と、1つのページ内で複数の指定を書かなければなりません。
それが制作の費用にかかわってくるのです。
また、そのレスポンシブのルールにある、「左右このサイズのときはこの指定」という分岐点(ブレイクポイント)は、正解というものはありません。スマートフォン、各種タブレットの画面サイズの趨勢を調べ、制作側でこうしようという
考えはありますが、おおむねこの分岐点が多いとかはあります。
そのため、上記の「Web担当者Forum」にある「○○円ならどこまでできる?」のような予算目安は、スマートフォンやタブレットに対応する必要がなかった頃の相場とみていいと思います。
めんどうだな。
予算ないのでうちはPCだけでいいよ。
そう思う方がいるとしたら、Googleのモバイルフレンドリーという基準があることを無視することになります。
Googleはモバイルファーストとも言い出しました。
極端な話、モバイル対応を捨てるくらいなら、PCを捨てるほうがまだマシです。
予算を低く抑えたいと思うなら、
・厳しすぎる納期を求めず、無理のない納期で相談すること。
・予算に見合わない機能や演出を求めない。
・継続的に更新があるものであれば、同時に交渉しておく。
・材料や原稿(案)を支給する
・目的や用途を(当たり前ですが)相手まかせにしない。
企業サイトでもリクルート中心なのか営業ツールなのか、目的を十分に伝えることも基本です。
Web制作の費用は
企業もの10P前後でも、50万円前後から機能や目的によって100万円前後でも不思議ではありません。
制作側の論理として、人(デザイナーやHTMLコーダー)を何日拘束するか、例えば設計に何日、デザインに何日、コーディングに何日、CMSを導入する場合ならその手間に何日、つまり工数というのが見積もりの根拠で、工数が高ければ見積もりも高くなります。
※制作会社は見積もりに工数という単価表示をすることは稀かと思います。
その意味では「激安!10Pを20万円で仕上げます!」という会社も、それは他社がン10万円のところを当社ではン万円です、というものでもなく、「ひな形(テンプレート)に流し込み」という手間のかからなさが反映しているだけということでしょう。
もしコストをぎりぎり抑えるのが必須かつ最優先条件であれば、そういったひな形を使う激安会社も選択肢の1つとして検討されてはいかがでしょうか。
ホームページが未だにない会社だけど、作るにはどうすればいい?
というものを書きました。
では、Web制作費って、いったいいくらが妥当なのでしょうか?
実は私も制作者の立場ですが、Web制作費と簡単に言ってのけるほど目的や機能が単純ではないのと、ページあたりという単価が出しづらいため、世間相場という点ではそれほど明確には把握していません。
有名な「Web担当者Forum」でも過去(かなり古く2008年ですが)記事になっています。
○○円ならどこまでできる? ウェブサイト制作の相場早見表
あの「All About」にも(こちらも古いですが)ありました。
Web制作料金の見積もり、相場はいくら?
記事によると、TOPページ制作 3万円~10万円、他ページ制作 1万円~5万円/ページ
として、その他企画料金やロゴ作成、ライター費用など、追加が予想される項目についても書かれています。
ただなにぶん古い記事のため、その当時にはなかったスマートフォンへの対応費用が反映されていません。
そう。ここ数年はスマートフォン、タブレットへの対応といいう新しい「負荷」が増えてしまっています。
Googleは、モバイルフレンドリー(スマートフォンやタブレットへ対応したページが整っている)という基準を標榜し、PCにしか対応していないサイトの評価を下げる方向です。
大手の既存サイトはCMSや動的にページを生成するシステムが導入されているが故、PCとスマートフォン、タブレットを1つのページを画面サイズに応じて表示対応させるレスポンシブ化が難しく、PC用に追加する形で、スマートフォン用のページが用意される方法が多く取られました。
これに対し、ここ数年で新しく構築されたサイトでは、はじめからレスポンシブで設計され、制作されているケースが多く見られます。
ただし、PC用ページを作る費用と、レスポンシブページを作る費用は異なります。
レスポンシブは、画面サイズに応じてレイアウトを切り替えるのですから、デザインもその変化を想像して考えなければなりません。さらにコーディングといってHTMLを作る過程では、左右このサイズ以下のときはこの指定、このサイズからこのサイズまでの間はこの指定、このサイズ以上の場合はこの指定と、1つのページ内で複数の指定を書かなければなりません。
それが制作の費用にかかわってくるのです。
また、そのレスポンシブのルールにある、「左右このサイズのときはこの指定」という分岐点(ブレイクポイント)は、正解というものはありません。スマートフォン、各種タブレットの画面サイズの趨勢を調べ、制作側でこうしようという
考えはありますが、おおむねこの分岐点が多いとかはあります。
そのため、上記の「Web担当者Forum」にある「○○円ならどこまでできる?」のような予算目安は、スマートフォンやタブレットに対応する必要がなかった頃の相場とみていいと思います。
めんどうだな。
予算ないのでうちはPCだけでいいよ。
そう思う方がいるとしたら、Googleのモバイルフレンドリーという基準があることを無視することになります。
Googleはモバイルファーストとも言い出しました。
極端な話、モバイル対応を捨てるくらいなら、PCを捨てるほうがまだマシです。
予算を低く抑えたいと思うなら、
・厳しすぎる納期を求めず、無理のない納期で相談すること。
・予算に見合わない機能や演出を求めない。
・継続的に更新があるものであれば、同時に交渉しておく。
・材料や原稿(案)を支給する
・目的や用途を(当たり前ですが)相手まかせにしない。
企業サイトでもリクルート中心なのか営業ツールなのか、目的を十分に伝えることも基本です。
Web制作の費用は
企業もの10P前後でも、50万円前後から機能や目的によって100万円前後でも不思議ではありません。
制作側の論理として、人(デザイナーやHTMLコーダー)を何日拘束するか、例えば設計に何日、デザインに何日、コーディングに何日、CMSを導入する場合ならその手間に何日、つまり工数というのが見積もりの根拠で、工数が高ければ見積もりも高くなります。
※制作会社は見積もりに工数という単価表示をすることは稀かと思います。
その意味では「激安!10Pを20万円で仕上げます!」という会社も、それは他社がン10万円のところを当社ではン万円です、というものでもなく、「ひな形(テンプレート)に流し込み」という手間のかからなさが反映しているだけということでしょう。
もしコストをぎりぎり抑えるのが必須かつ最優先条件であれば、そういったひな形を使う激安会社も選択肢の1つとして検討されてはいかがでしょうか。